「ブログ」FIRE後の最初の確定申告・・注意事項

早期退職

FIRE後(退職後)に確定申告すると還付金があるといいますよね。
今まで会社で行っていた年末調整を個人で確定申告し還付してもらうことです。

しかし、僕の場合は確定申告したことで数百万円の税金を払うことになりました。

そこで、FIRE後の最初の確定申告の注意事項(チェックリスト)を作成してみました。
誰かの役に立つといいな。

確定申告チェックリスト

  • 退職金への課税            ・・・一般的には非課税
  • 一般株式等の譲渡
  • 生命保険料控除・地震保険料控除 等  ・・・今まで年末調整で対応
  • 配偶者控除・扶養親族控除       ・・・今まで年末調整で対応
  • 住宅ローン減税            ・・・今まで年末調整で対応
  • 配当控除
  • 外国税額控除
  • 寄附金控除(ふるさと納税)
  • 市民税(住民税)申告不要手続き    ・・・配当控除と合わせて実施
  • 医療費控除
  • 社会保険料控除(国民年金・健康保険) ・・・注意が必要

退職金への課税・・・一般的には非課税

退職金は税引き(源泉徴収)後に支給されるので確定申告不要です。
また、退職所得控除があるので一般的な退職金であれば非課税です。
◎退職金ー退職所得控除=0円(課税所得無し)

しかし、早期退職制度などを活用し割増の退職金をもらった場合は課税対象になる可能性があります
◎退職所得課税=(退職金ー退職所得控除)×1/2 ×税率

気になる方は「No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得) [国税庁]」を参照することでシミュレーションできます。

僕は早期退職制度を活用し割増の退職金をもらったので割増分に課税されました。

一般株式等の譲渡・・・自社株(非上場会社)譲渡益への課税

勤めていた会社の自社株買い(積立投資)を続けた結果、会社が順調に成長し、購入した自社株はダブルバーガーとなりFIREに貢献できました。
その自社株も退職と同時に売却しなければならず、源泉徴収対象では無かったので確定申告しました。ダブルバーガーでの課税は大きかったです。

生命保険・地震保険控除、配偶者・扶養家族控除、住宅ローン減税

今まで会社の年末調整で申告し還付を受けていたものです。
確定申告しないと還付されないので確定申告しましょう。
「国税庁 確定申告書等作成コーナー」で確定申告できますよ。
マイナンバーカードがあるとe-Taxが使えたり、マイナンバーで紐づいた情報が一括入手できたり便利ですよ。

配当控除

FIREされる方は配当控除を活用されていると思いますが、もしまだなら確定申告しましょう。
市民税(住民税)申告不要手続きも忘れずに。

外国税額控除

こちらもfireされる方は外国税額控除を活用されていると思いますが、もしまだなら確定申告しましょう。

外国税額控除はFIRE後に所得が少なくなるとメリットが無いので、所得がしっかりある時に活用しましょう。

市民税(住民税)申告不要手続き

所得税を確定申告すると、その情報がそのまま市民税(住民税)の確定申告に活用されるようになっています。
配当所得を確定申告すると配当控除により所得税が還付されますが、そのままにしておくと市民税(住民税)が増税されてしまいます。

そこで”市民税(住民税)申告不要手続き”を行い、配当にかかる市民税(住民税)を源泉徴収で終わらせます。

”市民税(住民税)申告不要手続き”を行わないと健康保険料も増額になるのでご注意を!
↑この負担が大きい。

”市民税(住民税)申告不要手続き”は「国税庁 確定申告書等作成コーナー」の”住民税等入力”で申請できます。2022年の確定申告から対応したみたい。

社会保険料控除(国民年金・健康保険) ・・・注意が必要。

会社を退職したら社会保険料(国民年金・健康保険)を個人で納めることになりますね。国民年金機構から”社会保険料の納入告知書”が届くはずです。毎月支払う形式で翌年3月分まであります。

納入告知書どおりに毎月支払っていると社会保険料控除で不利になります。
翌年3月分までを12月までに支払うと社会保険料控除が3ヶ月分増えますので納税額を減らすことが出来ます。
社会保険料って会社員時代は天引きされていたから気にしてなかったけど、かなりの高額です。

僕は確定申告の時に気づいたけど手遅れですT.T 
みなさん、社会保険料は12月までに払いましょう…

税金の納付

退職金への課税

退職金への課税は源泉徴収。(確定申告不要;メリット無し)

自社株(非上場会社)譲渡益+配当への課税

所得税

非上場株なので源泉徴収無し。確定申告後に納税。
控除を工夫したけど数百万円を納税。

クレジットカード(SPGアメックス)で納付したら、マリオット ボンヴォイ アメックス(旧SPGアメックス)の改変の特別対応でプラチナエリートへ昇格できた!

住民税

源泉徴収では無いので ”市民税(住民税)申告不要手続き” も使えず、数十万円を納税。
クレジットカード払いに対応していなかったので、PayPayの請求書払いで納付。
この頃はまだポイントが付いたよ。

国民健康保険料

前年の収入で保険料が決まるので自社株譲渡益の大きさが影響し保険料のほぼ上限額を支払う。
クレジットカード払いに対応していなかったので、PayPayの請求書払いで納付。
この頃はまだポイントが付いたよ。

上場株での取引結果(譲渡益+配当)への課税

所得税

源泉徴収後、確定申告により配当控除等を活用しを還付金を受ける。
しかし、非上場株の納税額が大き過ぎてメリット実感せず。

住民税

源泉徴収後 ”市民税(住民税)申告不要手続き” を活用し、源泉徴収の5%のみ納付済

国民健康保険料

源泉徴収後 ”市民税(住民税)申告不要手続き” をしたので保険料への影響無し。
しかし、非上場株の納税額が大き過ぎてメリット実感せず。

まとめ

FIRE後に”社会保険料の納入通知書”が来たら翌年3月分までを12月までに支払いましょう。

FIRE後も十分な所得がある方は違った対応方法があるかも知れないので11〜12月頃にシミュレーションするといいかもね。

そして納付するときはクレジットカード払いなどを活用しポイントを稼ぎましょう。

翌年の確定申告は上手くいきましたよ。

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